天声人語
来自: 137710(初心を忘れるべき)
看来日本人还是不会放弃吃鲸鱼的 ご先祖様にとって、浅瀬に迷い込んだ寄鯨(よりくじら)は浜の恵みだったらしい。捕鯨が広まる江戸時代には料理や保存の技法も豊かになった。天保年間の指南書「鯨肉調味方」は、約70の部位についてうまい食べ方を紹介している。『鯨取り絵物語』(中園成生〈しげお〉・安永浩著、弦書房)に現代語訳がある 从先祖们的角度看来,浅浅海中迷路的寄鲸是大海给的恩惠。捕鲸在江户时代开始普及,而料理与保存技术也变得丰富。天保年间的指南书《鲸肉调味方法》介绍了大约70个部位相关的食用方法。《捕鲸绘本》(中园成生/安永浩著,弦书房出版)被译作了现代语出版。 ▼例えば吹腸(ふきわた)、すなわち肺は〈薄く切ったものに熱い湯をかけた後、三杯酢をつけて〉などと記す。新鮮な鯨が揚がる地では、内臓まで完食していた。この生物との因縁、浅からぬものを感じる 比如说有着吹肠,新鲜肺(薄薄的切片放入滚水中过水蘸三杯醋食用这样的记载。新鲜的杀鲸场里,可以吃到所有内脏。我们与这种生物有着这样不肤浅的因缘; ▼捕鯨の町、和歌山県太地(たいじ)町の住民から、全国平均の4倍の水銀が検出された。国立水俣病総合研究センターが全町民の3割の毛髪を調べたという。鯨やイルカを最近食べた人は濃度も高めだった 捕鲸的地方,和歌山县太地町的住民们体内检测出来高于全国平均4倍的水银含量。国立水俣病综合研究中心检查了全体中30%左右住民的毛发。最近食用了鲸鱼和海豚的人水银浓度较高。 ▼海中の水銀は、プランクトンから小魚へ、小魚を餌とする大きな魚へと濃縮されていく。クジラやイルカには、魚の何倍もため込む種類がいる。町民に中毒症状はないというが、世界保健機関(WHO)の安全基準を超えた人が43人いた 海中的水银,浮游生物被小鱼吃掉,小鱼又做为实物被大鱼吃掉这样浓缩积淀起来。鲸鱼和海豚都会吃掉数倍以上各种种类的鱼。町民尚未出现中毒症状但是已有43人超过世界卫生组织公布的安全基准。 ▼鯨やイルカを食べる習慣と水銀の「腐れ縁」が、大がかりな疫学調査で確かめられた形だ。鯨は食物連鎖の一大ターミナル。その先にある人間という終着駅には、滋養も毒も流れ着く。この限りで、反捕鯨団体の警告には理がある 鲸鱼和海豚的食用习惯和水银脱离不了关系。大量相关的免疫学调查显示确实有着这样的问题存在。鲸鱼处于食物链的顶端,在这前面是人类这个最终站,营养和毒素都在流传。仅限于此,反对捕鲸团体的警告也是有其道理的。 ▼古式捕鯨の技が紀州太地で生まれて400年あまり。風土病を疑わせる記録はなく、恐らくは許容範囲の食べ方なのだろう。だが、用心のため調査を続けてほしい。体を賭してまで食すべき美味などない。もちろん、守るべき食文化も。 古法捕鲸的技术在记州太地已经存在400年左右了。没有风土病的不确切存在记录,确实有容许范围内的食用方法呢。不过,希望可以继续用心的调查研究。用身体做为赌注去享用美味就不好了。当然,守护饮食文化也是必须的。