[收藏]小池真理子访谈(小说《欲望》映画化)
谢红拂(~Sth New~)
原文地址:http://eonet.jp/cinema/interview/060112_interview.html 直木賞作家・小池真理子の小説を、『天国の本屋~恋火~』(2004)で知られる篠原哲雄監督が映画化した『欲望』。元同級生の男女3人と、その周囲の人々による官能的な愛を、丹精に紡ぎ出した恋愛ドラマだ。そんな本作の公開を記念して、難波にある書店・ジュンク堂難波店では、主演・板谷由夏と原作者・小池真理子を招いてのトークショーを開催。和やかなムードが漂う中、2人はその胸の内を語ってくれた。 「もう一度やれと言われて、できる演技ではない」(板谷) 小池:私が板谷さんと初めてお会いしたのは、ガーデンパーティのシーンのロケ現場ですよね。私はそのとき、「物語のヒロイン・青田類子が、まさしくここに生きている」と思ったんです。青田類子の人物像を肌で感じ取ってくれて、それを、肉体を通して演じてくれている、そういう印象を持ちましたね。ちなみに類子を演じてみて、実際のところいかがでした? 板谷:人を愛することや死に対する考え方が、青田類子と私はリンクしているなって。だから、私のもとに(類子役の話が)来てくれて、ありがとうって思いました。そういう意味でも、彼女を演じていて、とても幸せでしたね。 小池:私は、この小説をポルノグラフィ的に読まれることを念頭に置かず、1つの文芸作品として「性愛描写をきっちり描かなくては」と思い(小説を)書いたのですが、“映画化”となれば当然、ビジュアル的に体を張ったシーンを盛り込まなくてはならないですよね。だから女優として危惧するものはあったんじゃないですか? 板谷:まったくなかったわけじゃありませんが、敢えて「ありません」と言いたかったですね。でも後になって、自分が“類子を演じていたこと”に怖さを感じていきました。最近は「私はこんなことをしたんだな」と考えますよ。もう一度やれと言われて、できることじゃない。 「原作に漂うエッセンスをしっかり摘み取っていますね」(小池) 小池:映画評などでは「板谷由夏、入魂の演技を披露」などと言われています。全裸のシーンも多いですし。私は、原作者として尊厳の目を持って映画を観ましたが、いやらしさっていうのはまったくなかったですね。 板谷:あっ、それはよく言われますね! 小池:東京で公開されたとき、女性の鑑賞者が多かったのですが、「まったく、いやらしくない」という声が占めていました。板谷さんの演技、そして板谷さん自身に清潔感がありますし。普通に考えたらポルノっぽく観られてもおかしくないにも関わらず、原作に漂うエッセンスをしっかり摘み取っているので、清潔感溢れる映像に仕上がっていますね。 板谷:篠原監督をはじめ、みんな「原作に忠実な物語を作るんだ」という意欲が溢れていましたから。映画を製作する上で、後悔はしたくないなって。 小池:「欲望」は、私の長編小説を初めて映画化した作品なのですが、実はこれまでも、いくつか(映画化の)オファーは来ていましたが、なかなか叶わなくて。理由はきっと、心理描写が多くて、登場人物が基本的に少ないこと。音楽で表現すると、オーケストラではなくて室内楽みたいな感じの作品が多いんですよね。興行成績を気にするのであれば、非常に不向きなものばかりであると解釈していました。だから、本作についても、「70点くらいあげられれば良いかな」なんて考えていたのですが、「いや、これはすごい作品になるぞ。長い間語り告がれていくような、完成度の高い作品だな」と思いましたね。 板谷:原作者にここまで言ってもらえるとは(笑)。皆さんはこれから観てくださると思うのですが、小池さんの本を好きな方が、この世界をどういう目線で観てくれるのかなって。緊張しますね。 非常に濃厚な性描写が話題を集めているが、それが『欲望』のすべてではない。登場する人物たちの繊細な心象の絡み合いは、切なく、そして物悲しいドラマを生み、また、耽美ともとれる文芸的な台詞の数々は、物語を厳かな空気で包み込む。原作に忠実であると共に、映像表現ならではの演出も加わったことで、物語はより劇的な広がりをみせている。それゆえに、原作を知る人はもちろんのこと、まだ読んでいない人も、『欲望』の世界観に充分浸れることだろう。 Text:田辺祐貴 介绍: 板谷由夏プロフィール 1975年6月22日、福岡県生まれ。1994年よりファッションモデルとして活躍。映画デビュー作『avec mon mari アベック モン マリ』では、1999年度ヨコハマ映画祭最優秀新人賞を受賞する。その後は『光の雨』(2001)や『tokyo.sora』(2002)、そして2005年度カンヌ映画祭脚本賞などを受賞した『運命じゃない人』などに出演。どんな作品にも柔軟に対応できるその演技力は、高く評価されている。 小池真理子プロフィール 1952年10月28日、東京都生まれ。1978年に発表した初めてのエッセイ集「知的悪女のすすめ」で、一躍注目を集める。その後は小説家として活躍し、1989年には「妻の女友達」で日本推理作家協会賞(短編部門)を受賞。そして1996年には「恋」で直木賞作家の仲間入りを果たす。また、今回映画化された「欲望」は、1998年に島清恋愛文学賞を受賞している。
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