【书单】日文原版及日本文学(不定期更新)

岸本

来自:岸本
2012-11-21 14:02:48

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  • 莱布尼糍

    莱布尼糍 (orange days) 2012-11-23 14:53:34

    能贴下日文原版么?江国的作品没看过。现在读日文原版有些吃力啊

  • 岸本

    岸本 楼主 2012-11-24 13:40:15

    先贴两篇村上的小文吧。

    洗面所の中の悪夢  村上春樹 学生の頃、同級生に「お前はいつも考えごとしてるみたいだけど、何か悩みでもあるのか」と言われてびっくりしたことがある。僕は教室で考えごとをした覚えなんてまるでなかったからである。考えみるとその頃からぼくの「放心」状態は続いていたのだ。

    今でも__というか、まえにも増して__僕はよく「放心」状態に陥ることがある。他人と一緒にいるとこちらも緊張しているから、そういうころは殆どないのだけれど、ひとりっきりになったりすると、何分間か意識がまったくの空白状態に陥ってしまう。特にひどいのが風呂・洗面所で、なにか具合がおかしいなと思ったらヘア・ブラシに歯磨きをつけて歯を磨いていた、なんていうの日常茶飯で、歯ブラシにシャンプーをつけたことだってある。

    三回に一回はリンスで髪を洗ってシャンプーでリンスしてしまうし、シェービング・クリームを顔につけたものの髭を剃らずに洗い流して外出してしまったこともある。小便をしようと便所に行くときに、間違えて風呂に入るつもり服を全部脱いじゃったことだってある。それもしばらく時間が経つまで、いったい今自分が何をしているのか全く気づかないのである。

    それから、意味のないもの無意識にじっと凝視するということもある。ふと俺に返って「あれ、なんでこんなものをじっとみれいたんだろう?」と不思議におもうのだが、見ているときはまったく意識がない。以前地下鉄の駅でシェープ・パンツか何かのポスターをじっと何分も見つめていたことがあって、このときは流石に恥ずかしかった。

    こういうのはこまったことである。「春樹さんって、そそっかしくてかわいい」なんて若い女の子に言われるくらいならいいけど__言われたことないけど__年をとってずっとこんなことやってたらまるっきりのボケ老人である。そう思うとこころが暗い。

    しかしまあ僕は一応小説を書いて生計を立てているから、こういう一種の非社会的行為も芸術活動の副産物と笑って誤魔化してしまえるのがせめてもの救いである。しょっちゅう電車を乗り違えたり、切符とディスコの優待券を間違えて渡して駅員に叱られたりしているような外科医に盲腸の手術をしてもらおうなんて誰も重わないものね。

    悪夢 あくむ 放心 日 【ほうしん】〔ぼんやりする〕发呆,精神恍惚,茫然自失『成』 おちい·る0③【陥る】[自五] 陷入(困境) きり 日 【きり】【副】わたしたちふたりきりで話す/就我们俩谈。 (1)只,仅,就〔うしろに肯定形を伴い、限度;限定を示す〕。 只,就,终于〔ある時点で動作が終了し,そのままの状態が続いていること,期待される次の動作が起こっていないことを示す〕。   あれきり陳先生にはお会いしていない/从那以后一直没见过陈先生。   それきり物音がしなくなった/响了那一下后就没动静了。 空白 日 【くうはく】 ブラシ①【brush】[名] 刷子 歯磨き 日 【はみがき】[歯をみがくこと]刷牙;[歯ブラシ]牙刷;[ねり歯みがき]牙膏;[歯みがき粉]牙粉. 日常茶飯 にちじょうさはん 家常便饭 リンス 日 【リンス】 rinse润丝,护发素. 髭を剃る そる がいしゅつ0【外出】 凝视ぎょうし じっと0[副] 目不转睛,一动不动 流石 日 【さすが】(1)真不愧是,到底是,的确,果然(是)。(予想どおりに。やはり。) 流石は君だ、よくやった。/到底是你,干得好。 但是,不过还是。〔とはいえ。〕 とてもおいしかったが、流石にそれ以上は食べられなかった。/虽然很好吃,不过毕竟再也吃不下去了。 就连,甚至。(あれほどの。)流石の彼も驚いた。/就连他也都吃惊了。 ボケ 日 【ぼけ】日本搞笑组合表演的小品中“装傻”的角色,相当于对口相声中的“逗”。 行為こうい 生計 せいけい げいじゅつ0【芸術】 副産物 ふくさんぶつ  誤魔化す 日 【ごまかす】(1)〔だます〕欺骗,欺瞒;[目をくらます]蒙混,愚弄.               2万円ごまかされる/被骗走两万日元. 〔とりつくろう〕蒙蔽,掩盖;[言いのがれる]搪塞;[いいかげんにする]敷衍.    答弁を誤魔化す/把答辩敷衍过去. 〔いんちきをする〕弄虚作假『成』,捣鬼;舞弊;[使いこむ]侵吞.    勘定を誤魔化す/报假帐. せめて:【副】 哪怕是...也好;至少(不満足ながら、これだけは実現させたいという最低限の願望を表す。少なくとも。十分ではないが、これだけでも)。   せめてこれだけはもらいたい/至少也给我这个。 すく·う0【救う】 外科医 げかい 盲肠もうちょう 手術 しゅじゅつ

  • 岸本

    岸本 楼主 2012-11-24 13:40:45

    女子高校生の遅刻について   村上春樹 僕はどちらかというと時間には几帳面な方で、余程のことがない限り待ち合わせの時刻に遅れた訳でわなく、学生時代は常習的に遅刻していたし、それで人を待たせるのも全然平気だった。学校を出て自分で商売を始め、他人に向かって「絶対に遅刻はしないように」などという立場になってから、自分自身の遅刻癖もすっかり治ってしまったのである。だって遅刻するなと注意してる本人が遅刻してれば誰もこちらの言うことなんて聞いてくれない。

    だからというわけではないのだけれど、僕は個人的には学生のうちはいくら遅刻したって別に構わないんじゃないかと考えている。学校に行く時間が少々遅れたって、そんなの損失というほどのことでもない。必要に応じて様々な性癖・習慣を矯正されいるくのは、社会に出てからで十分である。

    僕が時々泊まる都内のホテルの窓からは女子高校の正門がすぐ下に見下ろせる。朝目覚めてシャワーを浴び、朝食を済ませて一服すると、だいたいこの高校の登校時間になる。

    揃いの黒い鞄を下げてセーラー服を着た女の子たち次々に歩いて道をやって来て、門の中に吸いこまれていくのが見える。ずっと眺めていると、やがて女の子たちが小走りに道を駈けてくるようになる。それから運命のベルが鳴り、正門がギイっと閉まる。トレーニング・ウエアを着た意地悪そうな先生が門の脇に立って、遅刻した女の子たち一人一人に注意を与えながら、名前をひかえていく。

    しかしな中には必ず「ムザムザと遅刻の印を付けられて溜まるものか」という発想をする根性のある女の子がいて、そういう子は正門の近くの電柱のかげに潜んで様子を窺い、トレーニング・ウエア教師の注意が他の何かにふとそれた一瞬を捉えて脱兎のごとく道を横ぎって隣家の屏に飛び付き、するするとそれをつたって、そのまま学校の屏の中に飛び降りてしまうのである。そしてスカートの裾をぽっぽっと払って、何くわぬ顔教室に入っていく。勇気・判断力・体力が揃わないことにはとても出来ない放られ業である。こういうのを見ていると、僕はホテルの四階の窓思わずぱちぱちと拍手したりして、一日楽しい気分で過ごせてしまう。

    そんなこんなで、僕はその女子校が見よろせるホテルが割に気に入っている。

    きちょうめん④【几帳面】[名·形动] 规规矩矩,一丝不苟 よほど0【余程】 [副] 很,相当,颇,非常例句:よほど大きなにもつ / 相当大的行李 很想,差一点要…例句:よほどむかえに行こうかと思ったがやめた / 差一点要去接你,可后来没去 常習 日 【じょうしゅう】 平时的恶习. 損失 日 【そんしつ】 に応じて 按照,根据 性癖 せいへき みおろ·す0【見下ろす】[他五] 俯视,俯瞰,往下看 済ます 日 【すます】(1)〔し終える〕弄完,搞完,办完;[終わらせる]结束.   用事を済ます/办完事情. (2)〔借りを返す〕偿清,还清.  借金を済ます/还清欠债. (3)〔まにあわせる〕对付,将就.   辞書がなければ一日も済まされない/一天没有词典也不行. (4)〔すっかり…する〕完全成为…….   警官になり済ます/假装警察. 一服 日 【いっぷく】(1)〔茶・たばこの〕喝一杯茶,抽一袋烟. 〔薬の〕一包散药.(3)〔休憩〕稍事休息,歇一会儿. やがて0 [副] 不久例句:やがて夏休みもおわる / 不久暑假亦将结束   必将,势必例句:自然をまもることは、やがて人間社会をすくう道につながるだろう / 保护自然必将关系到拯救人类社会 こばしり②【小走り】[名] 小跑,急走 駈ける 日 【かける】 ② 【自下一】奔跑[ 駆ける;駈ける ] ぎいっと 日 【ぎいっと】 咯吱,呀地. 脇 日 【わき】 (1)腋下;胳肢窝。(胸の左右の側面の、腕が体から分かれ出るあたり。脇の下。) 侧面;旁边。(もののかたわら。横。そば。) むざむざ 日 【むざむざ】 (1)〔簡単に〕轻易地,轻率地,简单地.(2)〔あっさりと〕毫不吝惜地,毫不在乎地. たまる0【溜まる】[自五] 积存,蓄积 こんじょう①【根性】[名] 毅力,意志;根性,脾气,禀性 潜む 日 【ひそむ】 (1)隐藏,潜藏;潜伏下来.(2)〔胸の中に〕藏在(心里) 窺い 日 【うかがい】 捉える 日 【とらえる】 脱兎 だっと 飛びつく 日 【とびつく】 【tobituku】 猛扑 (被吸引的)急于做 するする 日 【するする】 顺当地,顺利地,痛快地,无阻碍地';[つるりと]滑溜地. 技 日 【わざ】 ② 【名】 (1)技,技能;本领。(技芸。技術。) 放る 日 【ほうる】 (1)〔なげる〕抛,扔.           (2)〔捨ておく〕弃置不顾,丢开,放弃;[かまわない]不加理睬. ぱちぱち 日 【ぱちぱち】 劈里啪啦,劈劈啪啪.

  • 岸本

    岸本 楼主 2012-11-24 13:46:46

    http://zhoukan.cc/2012/07/18/the-how-to-love-ones-own-soul-does-not-understand/

    这里有一篇关于江国香织《沉落的黄昏》的书评。暂时我还没有找到江国的原版线上资源,我的日文水平也还不能读太艰深的小说。因为江国的文字表达的相对浅显,很容易看懂。平淡琐碎里又自带些小情趣。没有强烈的喜怒,读起来没有心理负担。如果感兴趣,可以买本来试读下~~

  • 莱布尼糍

    莱布尼糍 (orange days) 2012-11-24 14:15:01

    话说你贴的文章是平时练习阅读的书么?连生词和例句都有。 我们以后可以多多交流下日语学习哈~

  • 岸本

    岸本 楼主 2012-11-24 15:02:21

    以前的日语外教很喜欢村上,总是印他的文章发给我们,词解是自己整理的。好的。

  • 岸本

    岸本 楼主 2012-11-24 15:07:33

    话说你贴的文章是平时练习阅读的书么?连生词和例句都有。 我们以后可以多多交流下日语学习哈~ 话说你贴的文章是平时练习阅读的书么?连生词和例句都有。 我们以后可以多多交流下日语学习哈~ 莱布尼糍

    只可惜好多稿子现在已经遗失了。

    ランゲルハンス島の午後 村上春树

    昔の話。 中学に入った春、生物の最初の授業に教科書を忘れて、家まで取りに帰らされたことがあった。僕の家は学校から歩いて十五分くらいのところにあるから、走って往復すれば、授業には殆ど支障なく戻ってくることができる。僕はごく素直な中学生だったから(昔の中学生はみんな素直だったような気がするけれどね)、先生に言われた通り一生懸命走って家に戻り、教科書を手に持ち、水をいっぱいごくごくと飲んでから、また学校に向かって走った。 僕のいえと学校の間には、川が一本流れている。それほど深くない、水の綺麗な川で、そこに趣きのある古い石の橋がかかっている。バイクも通れないような狭い橋である。周りは公園になっていて、キョウチクトウが隠しのように並んで茂っている。橋の真ん中に立ち、手すりにも垂れて南の方に目を凝らすと、海がキラキラと光を反射させているのが見える。「ぽかぽかとした」という形容がぴったりする、まるで心が緩んで溶けてしまいそうなくらい気持ちの良い春の午後で、当たりを見回すと、何もかもが地表から二、三センチぽっかり浮かび上がっているみたいに見えた。僕は一息付いて汗を拭き、川岸の芝生に寝転んで空を眺めた。ずいぶん走ったんだもの、五、六分休んだって噛まやしないだろう 頭上の白い雲はじっと人ところに留まっているように見えたが、目の前に指を一本立てて測ってみると、ほんの少しずつ東に向けて移動していることが分かった。頭の下に敷いた生物の教科書からもやはり春の匂いがした。カエルの視神経や、あのしんび的なランゲルハンス島からも春の匂いがした。めを閉じると、柔らかな砂地を撫でるように流れていく川の水音が聞こえた。まるで春の渦の中心に呑み込まれたような四月の昼下がりに、もう一度走っと手を伸ばしてランゲルハンス島の岸辺に触れた。

    支障 ししょ 趣き 日 【おもむき】风趣;特色;旨趣;大意 石 いし キョウチクトウ 夹竹桃 ぴったり(1〕紧,紧密地;严实地。〔寸分のすきまも無いように閉じることを表す。) (1〕恰好,正合适。相称。〔うまくあう。二つの物事が完全に合致しているさま。) みまわす0【見回す】[他五] 环视,环顾 センチ   センチメートル④【centimetre】[名] 厘米 ぽっかり(1)〔浮かぶさま〕飘浮.(2)〔開くさま〕突然裂开〔开口〕 ひといき②【一息】[名] 一口气 川岸 日 【かわぎし】河岸',河边,河沿. 寝転ぶ 日 【ねころぶ】横卧,随便躺下. 視神経 ししんけい とじる②【閉じる】[自他上一] 关,关闭 なでる②【撫でる】[他下一] 抚摸;梳整(头发) 渦 うず 昼下がり 日 【ひるさがり】 过午,过晌『方』. 岸辺 きしべ

  • 岸本

    岸本 楼主 2012-12-03 15:02:12

    クジラの夢を見ました…   本当に感動したんです。   做了一个关于鲸鱼的梦,真的好感动。      いやいや…   これからですね。きっと…   慢慢地,一切就这样开始了。(期待Ing)      はじめての朝   太陽が「おはよう」って挨拶してくれた。   朝日があたたかく迎えてくれる中   レイを作ってみた。   在这个一切开始的清晨   太阳仿佛在对我说,早上好   我在晨曦欢迎我暖光中尝试着做一只花环。         こんなにたくさんの綺麗な花を使うんだね。   なんだか贅沢な気がした。   小さい頃、釣り針にエサを付けたときの   少し複雑な気持ちがよぎった   第一次用这么多美丽的花做花环   好像很奢侈的感觉呢   想起了小的时候,用钓钩穿饵的有些复杂的心情      アクセサリーでおしゃれしてるね   言葉が話せたら何て言うのかな      好漂亮的装饰物   如果要说话的话该说些什么好呢      二人仲良しに見える   「がァ~」   看见了一对关系很好的朋友   GA~~~~~   「レジどこ?」   品物がいっぱいで、見えないとき…      在哪里结账呢?   好多商品,找不到结账的地方。。。      色んな物や色が目に飛び込んできた   很多物品和颜色从眼前如影像般一帧一帧跳过         不思議な音に 足が引き止められてしまったとき…   真是奇特的声音,让人没有办法停下脚步   (ルカとサカナの対話は 省略した。)         潮吹き岩がみえる。   潮水拍打着岩石      夏の暑い日差しの中で   清く冷たい風が全身を切り抜けていく。   海のミストがこんなに高い崖の上まで   吹き上がってくる。      夏日灼热的阳光中清澈冰凉的风似乎使得全身都注进了一股激流   海的湿润绵延到高耸的悬崖之上吹聚到空中      ものすごいパワー   好惊人的力量      一人でいると自分がどこにいるのか。   地面にしっかり触れて確かめてみる。      独自一人   踏实地踩在这地面上便能够确认自己身在何处。      きっとたくさんの人が、ここに立ってきたんだろうな。   そしてこれからも続くんだろうな。   一定也曾经有很多人站在这里登高而望吧   就想我现在这样。      Manaはハワイ語で   霊力とか霊気を意味する言葉      MANA这个词是夏威夷语中灵力与灵气的意思      この川で水と戯れていて感じるものは   島のマナなのかもしれない      沿着这条河与水嬉戏的所知所觉或许就是这座岛的神力所在吧         いつもより軽い足どりで歩いていると      どこからか風が語りかけてくる感じ…   与以往不同,我以轻细地信步而行,仿佛不知何处吹来的风在像我讲述一个故事      こっちに来てからの   マウイのイメージカラーは   なぜか赤と緑でした。      在这里映入眼帘的毛伊岛的形象与色彩为什么是鲜红和油绿呢?(毛伊岛总面积比欧胡岛大,是夏威夷群岛中的第二大岛,占地面积为729平方英里。可是总人口却只有欧湖岛的八分之一,刚过十万人口。海岸线总长为120英里。 毛伊岛以其山谷的秀丽著称。岛上最著名的旅游圣地是"太阳之屋"(Haleakala)和十六世纪捕鲸时期形成的城市"捕鲸镇"(Lahaina)。"太阳之屋"海拔一万英尺以上,有成群的火山口交汇一处,游客可以租车沿公路开到顶上,在那里你会感到自己好象已经离开了地球,站到了月球上一样。那里还有一种高原花草叫"银剑",世界上只有茂宜岛的"太阳之屋"和大岛的高山上才有,而且也濒临绝种。)      赤い葉は邪気から守り   青い葉は良い気を守ってくれるそうです。      据说红叶守护着邪灵之气   绿叶守护着正义之气呢      さらに岩で囲まれた空間の中は   別の時間が流れているようでした。   而且在岩石盘踞围成的空间之内   仿佛存在着另外一个空间在不断循环和流动。      The sea      一呼吸、一呼吸   吸气呼吸,吸气呼气。      海に潜ると   頭で考えてもなかなか思うように体がうごかない   潜进海里,开始用大脑思考,身体怎么也无法正常移动   陸とは違うバランス   但却是与在陆地上不同的一种平衡感      自然と体が海の中のバランスに順応していく。   自然和身体在大海的平衡中变得协调一致   気づいたらリラックスしている。   身心放松的感觉。   ゆっくり時間が流れているように感じる…   亦有种时间就在那平衡和协调中缓慢流淌的感觉         JURI'S PAINTING(树里的画)      キャンバスに向かうまでは      自分が何を描くのかわからない   对着帆布画板的我,其实也不知道自己要画些什么      でもイメージはすぐに、自然と湧いてきました   但是某种形象却立马就很自然地涌上心头   マウイの気まぐれな風に吹かれて      時には絵の具に砂が混じりながら       木漏れ日が落とした影に筆なぞっていくうちに      自分でも思いもよらない線が生まれました。   偶尔画具里会混杂着被毛伊岛反复无常地风卷进来的沙砾和杂质   看到阳光从树叶的缝隙中倾洒而落的影子打在用来绘图的画笔   心中自然而然便产生了连自己也猜想不到的线条         最初はパレットなんぞを使っておりましたが   それも最初のうちだけで      途中からは私の手のひらが   パレットがわりになりました。   第一次使用调色板这类东西呢   理所当然这也是我的第一个作品   一心埋头创作的我,不知不觉手掌上已沾满了五颜六色的颜料      海がそばで見守っていたからでしょうか。   大海也在身边守护着我吧。   夢中で描けたのは   波がリズムに乗せてくれたからかもしれないね。   用心描绘的线条或许也跟随着海波踩敲着韵律与节拍吧   描いたことのないタッチを   引き出してくれたよ。   画出来的东西延伸出未曾察觉的笔触。   マウイとコラボレーションだ。   这是我与毛伊岛协力完成的作品。         マウイのエナジー完成!   毛伊岛给我力量,画作竣工!         THE BEACH(沙滩)      黄金の海がなめらかに光る      今日も、もうすぐ終わるけど どうしたの?って挨拶にくる波。      ずっと たたずんでいたくなった      金黄色的海波光粼粼   我定定地迎风而立,好像听见了海的问候:今天也就要结束了呢,怎么办呢?         また来ていいかな。   どこでも会えるよね。   真想下次再来这里呢   无论在哪里都会遇到海吧。      でも、東京の海とは表情が違うね。   但是东京的海是另一番景象吧      それを言ったら、私もそうか…   同じ一人の人間だ。   虽说如此,但是我还是同一个我   どこに行っても。   どんな自分も。   不管去到哪里,不管是怎样的自己,都不会改变   じゃあ、またね。   来日再见吧。      ロウソクの火は人生のようだと思ったりします…      風に吹かれて火が消えたとしても   決してそこで終わりじゃない。      またそこから火を点けて燃えるしかないのです。         人生もきっとおなじ。   在我看来,人生就像是蜡烛的火焰   即使被风吹灭也绝不要停滞在那样一种状态里死去   只能再次续上光火不断地燃烧下去   多么像我们的人生。   燃えはじめた命を   精一杯生き切ってみるしかないんだよね。      燃烧着的生命,不顾一切地努力生存在这个世界上。   ハワイに来て 半分が過ぎた      伝えたい想いが   たくさんあるのに   うまく言葉がみつからない   转眼之间,夏威夷之旅已经过去大半了。   好多想要表达的东西却找不到能准确表达出的语言      みんなは そんな時どうしてる?   大家在这个时候会说什么呢?      ハワイの写真を添えて…   この想いが伝わればいいな   在夏威夷拍摄的照片不断增加着。。。   希望这些照片能够传达我的心情和感受         DREAM(梦想)      夢と言ったら大げさかもしれませんが      自分のみの周りの人たちと      どんな小さなことでも向き合って      毎日を大切に生きていく   用梦想这个词来表达我所期望的或许多少有点夸张。   我所期望的是无论多么琐碎的事情,都能够与身边的亲人朋友共同面对   珍惜每一天。      何気ない暮らしの中に隠れている      小さな幸せを たくさん見つけて      大事な人たちと      それを分かち合っていく   能够发现看似漫不经心的生活中隐藏的细小的幸福   然后与重要的人共同分享         それが私の夢かな   这就是我的梦想。         THE STORY OF LAVENDER(薰衣草物语)         気持ちいい雨。 自然のミスト。   最初は傘さしてたけど、途中でやめた。      顔を濡らすひんやりとしたミストとラベンダーの香りが      いろんなことを洗い流してくれる気がした…      好惬意的雨。属于自然的润泽。   打着伞出门,在路上的时候雨便停了。   被凉丝丝的雨打湿的脸浸润着薰衣草的花香   有种万物被洗去了杂志,只留下纯净的感觉。      自分の中で洗い流したいものって   なんだろう?   我的心中也想要被洗涤筛滤的东西吧。      過去の中の…   回想过去。。。      結局いっぱいあるようで   やっぱりどれも手放せないかな~   想来想去,结果还是有好多东西不愿舍弃呢      そんな私にでも   ラベンダーは優しくしてくれた。   即使是这样的我,薰衣草依然开的宁静而温柔。         さぁて どこ行きますかっ…   嗯。接下来要去哪里呢。      ガラス細工。   後ろの窯で職人さんが作ってた。   (手里拿着)用玻璃制成的手工艺品,是后面烧窑里的匠人制作的。      つるんとしたガラス一つ一つの透明感が   かわいかったり   クールだったりいろいろ…      中の柄にふれたいけど   触れないのが少しもどかしい。      手感润滑的玻璃工艺品每一个都晶莹剔透,小巧玲珑。   有好多神气的作品呢。   想伸手去摸摸嵌在玻璃内的花纹   明知道摸不到,急躁的心情却蠢蠢欲动,果然是不甘心啊。         だからこそ美しい。   但也正因为如此,这些作品才呈现出让人流连忘返的美。            JURI MEETS...(遇见树里)            今日は、公園で   不思議な樹を発見しました。   なんとこの大きな巨木は   全部で一本の樹なんだって!      まるで動物の足みたい。   今天,在公园发现了一颗不可思议的大树。   难以相信庞大的枝干群盘卧在单单一颗树的形骸之内。   (树的分支)简直就像动物的脚一样多。      このヒゲみたいな根っこが〔たがいに行う〕   うにょうにょうにょっと伸びて   地面まで届いたら   それが新しい幹になる。   这些胡须般交错密生的根   无声地向下绵延伸展。   到达地面之后便生出新的枝干。      よって元気に増殖中   自然ってすごいせ!   就这样不断地聚集并扩散着它的能量与生机   多么神奇的自然!         ココナッツ・パイナップル   好多椰子树和菠萝树      失礼!   打扰了~~!   どこを歩いても 味わっていたくなる。。。      不管走到哪里,都能遇到很多有意思的东西      男の子とたわいもない話をした。   意味のないこと?   与一个陌生的小男孩进行琐碎简单的对话   对方理解的和彼此想表达的会有不同吧?      いやいや…   それだけでいいじゃないか。   没关系,这样就够了。      一人だった空間が二人になった。   のちに家族が来て四人になった。   此时此地的小男孩是一个人,以后也许会和自己的恋人一起来   将来也许会带着妻子和孩子一起来。      みんな一緒に帰っていったけど   一人になった心の中に   まだみんなの笑顔が映っていた。   虽然我此时是一个人   但一同踏上归程的大家的笑脸会留在我的心里      それだけでいいじゃないか。   这样就够了。      うん。   それがいいじゃないか。   嗯,这样就可以了。         小さな幸せ ここにあり   小さな楽しみ ここにあり   在这里获得了小小的幸福   感受到了小小的快乐      その一つ一つの感動が重なって、大きな旅になった。   一个一个小感动叠加起来,变成了丰富难忘的旅行。      普段の生活の中で   一度きりの出逢いを見直してみる。   在平常的生活中,要试着重新看待只有一次的相逢      お互い自分が出せないままだったりする。   彼此都一直不会露面      出逢いを大切にしたい。   もっと感動していたい。   想要有珍贵的相遇。   想要获得更多的感动。         今 あの時の私に   これからの私の言葉で…      此刻,我想对那个时候的我说。。。      上手くいかないに時にはキャンドルを灯して   あったかいSOULを思い出し   自分の心をときほぐそう…(溶きほぐす)   不能很好地表达自己的时候   点燃蜡烛   回忆起温暖的灵魂   自己的心也要随之消融了。。。      辛くなった時には   お土産に買ったラバンダーの   優しい香りに包み込まれよう…   难过的时候   任作为特产而买的薰衣草的温馨的香味包围着我。。。      入りきらない想いも一緒に   バッグに詰めていった。   一边告诉自己不能再买了,一边把包塞满。      今ではもう懐かしいけど   はじめての朝   この部屋でクジラの夢を見たんだった。   现在想起来仍然很怀念   初来时的清晨   在这间屋子里做了关于鲸鱼的梦。      夢の中でクジラは   汗より涙よりも塩辛いであろう潮を   ものすごい力で吹き上げていた。   海の中をゆっくりと   味わうように泳いでもいた。   梦中的鲸   比起汗水和泪水,更多的是咸涩的海潮,以惊人的可怖力量把它抛向空中   然后再海中舒逸地别有趣味地游来游去。      夢のクジラは   この旅の象徴だったのかもしれない   梦中的那个鲸   或许就是这次旅行的象征也说不定。      いや、本当にいい旅になってよかった。   呀~真是一场愉快的旅行。         変わっていくこと   変わっちゃいけないことを増やしながら      私は これからもこの道を歩いていくんだ。   一些不断改变的东西   还有一些得不改变的东西不断地增加着。   而我,从此将会沿着这条路走下去。            HALEAKALA哈雷阿卡拉   (夏威夷火山。形成毛伊岛东半部分的Haleakala休眠火山在1961年被美国政府划为国家公园。火山名称在当地语言的意思是House of Sun,太阳之家。相传夏威夷半神英雄Maui在这里抓住了太阳之神,直到太阳神答应经过夏威夷时会慢慢走,保证这个岛上有充足的阳光和温暖才放了他。相传火山在1790年最后一次喷发,如今3000多米高的山顶在火山和河流侵蚀的双重作用下,形成了一个长11公里,宽3公里,深800米的盆地。在盆地内散布着大量火山地貌特征,比如十余处锥形的火山喷发口。)            ハレアカラとは「太陽の家」という意味なんだそうです。   HALEAKALA据说是太阳之家的意思。      周りのみんながGoodbye!see you tomorrow~!って夕陽に向かって挨拶している。   とてもフレンドリーに。   身边的大家都对着夕阳友好地说Goodbye!see you tomorrow~!      そういえば私がマウイに来た時、一番最初にあたたかく迎えてくれたのは太陽だった。   私は今まで 太陽は地球の中にあるみたいに感じていた。   簡単に絵に書いたりしていた。 まるで記号みたいに。   这么说来,刚到毛伊岛的时候,第一个对我表示热烈欢迎的就是太阳了。   即使是现在,我仍然有一种太阳仿佛就在地球的内部的感觉。   我用简单地把这样的想象绘制了出来。简直就像是一个符号般的启示。      でも、この心地よい光を遥か遠い宇宙から届けてくれているんだね。   但是,这是从遥远的宇宙发射过来的温柔惬意的光芒。      こんな形で毎日太陽に会えるのは、この地球だけだ。   当たり前のことを再確認する。 ありがとう   以这种形式每日与太阳相遇的,只有地球。   心中再次确认了一下既成的理论。感恩。      ふと気づいたら   雲は 太陽にそっと近づいてた。   突然察觉到的时候,太阳悄悄地向云里飘去。      きっと、今日最後の幕じめをしたんだ。   今天是真正的最后的出场了。      さようなら   また明日 会いましょうね   再见了   后会有期      …会いましょうね…   来日再相见吧。。。——《JURI “ao akua”》

  • 莱布尼糍

    莱布尼糍 (orange days) 2012-12-03 23:01:37

    你这篇是什么类型的呀,怎么有树里。嗯,文字简单易读~

  • 岸本

    岸本 楼主 2012-12-04 08:17:09

    你这篇是什么类型的呀,怎么有树里。嗯,文字简单易读~ 你这篇是什么类型的呀,怎么有树里。嗯,文字简单易读~ 莱布尼糍

    是上野树里的一本写真集里的文字部分。我誊下来,然后拙译了一下。

  • 岸本

    岸本 楼主 2012-12-04 08:28:06

    是上野树里的一本写真集里的文字部分。我誊下来,然后拙译了一下。 是上野树里的一本写真集里的文字部分。我誊下来,然后拙译了一下。 岸本

    因为比较喜欢她。写真集是09年在夏威夷拍的。画面很流畅,随意又感觉很有树里的风格。之前看过树里去尼泊尔—中国云南—冲绳的樱花前线纪录片,还有去英国和印度的。她好像蛮喜欢画画。感觉是个不错的女孩子。

  • 莱布尼糍

    莱布尼糍 (orange days) 2012-12-04 13:19:41

    因为比较喜欢她。写真集是09年在夏威夷拍的。画面很流畅,随意又感觉很有树里的风格。之前看过树 因为比较喜欢她。写真集是09年在夏威夷拍的。画面很流畅,随意又感觉很有树里的风格。之前看过树里去尼泊尔—中国云南—冲绳的樱花前线纪录片,还有去英国和印度的。她好像蛮喜欢画画。感觉是个不错的女孩子。 ... 岸本

    嗯嗯,我也喜欢她。她的纪录片就印度那个还没看。原来她喜欢画画啊~

  • 岸本

    岸本 楼主 2013-09-17 22:42:58

    ひところ、演技のハウツー本をめくるような気楽さで禅の言葉を眺めていたことがある。仕事でお金をいただくようになった、二十代のおわりごろだ。 自分に演技論と言えるものが何もなく(いまでもないが)不安だったのだろう。ありがたいことに禅語には「それらしく響く」という特色があるらしく、すぐ演技に結びつけることができた。たとえば___看脚下なんてどうだろう。脚下ヲ看ヨ。外に真理をもとめるな。演じる状況gあそろっていないと文句を言わず、いま、ここで答えをだせ。___莫妄想というのもあった。妄想スル莫れ。未来をあれこれ考えて「いま、ここ」を見失うな。自分のプランにこだわりすぎて、言い訳めいた芝居をするな。 もっとも、生半可な禅には「偉そうに見える」というデメリットもある。中途半端に演技論を振りかざす役者も同様だろう。ドキドキしたり、浮かれたりといった、いい意味での好きもまた、役者に必要なものなのかもしれない。 … … 悟りという「あちらがわ」に向かうとき、禅の一歩は「あちらがわ、ない」と、強くおもうことからはじまるのではないか。そうして自分がいる「あちら」のほとんどは「あちら」とのセットといて存在しているからである。こうした作業を、狂気にも近い熱心さでおこなったとき、足元に「いま、ここ」という針の先ほどの一点残る。きっとそこが、禅のいう「あちらがわ」だ。 いっぽう密教のそれは、「あちらがわ」の存在をカラダ全体で信じるところから始まるきがする。そして無邪気に、疑わずいけるところまでズンズンとすすむのだ。それは、まるで虚空にむかって延々しゃべりつづけるような作業だが、これまた狂人のような親密さでつづけた場合、いつか返事がかえってくるかもしれない。研ぎ澄まされた禅の「いま、ここ」は、きわどい剣の間合いみたいだ。密のもつ「いきいきしたかんじ」は、人殺しの道具である剣を、もっと豊かな世界に導いてくれそうな気がする。できることなら、禅と密、どちらの魅力も今回の役に「禅と密のあいだ」なんてものがあるかどうか、僕にはよくわからない。 ___死守せよ、だが軽やかに手放せは禅語ではない。イギリスの演出家ピーター・ブルックのことばだ(『殻を破る』晶文社)。___hold on tightly,let go lightlyと、もとは洒脱な対句だが、高橋康也氏の訳語には禅味すら漂う。以下は僕の意訳。 絶対の真実 などない、と私おもう。そのとき、その場所だけの真実はあるだろう。しかし、 絶対の真理はない。 けれども、いきていくためには、自分がいまいる場所を絶対的に信じる必要がある。私たちは精魂をこめて、しっかりと「いま、ここ」にたちつづけなければならない。時とともに世界は移ろう。今いる「こちら」も、めざす「あちら」も変化する。それでも私たちは、全身全霊で「ここ」に存在しなければならない。そうでなければ「ここ」は「ここ」でなくなるからだ。もっとも、もうひとりの私はこうつぶやく。「構えすぎるな。死守して、軽やかに手放せ」 もしかすると、このあたりの呼吸が「禅と密のあいだ」なのかもしれないが、はなみがぐるりと一周して、演技論に戻ってしまったようだ。知りもしない宗教論ではなく、もっと芝居のことを考えろという、神様からの大喝かもしれない。看脚下、看脚下。すみませんでした、はい。

  • 岸本

    岸本 楼主 2013-09-17 22:43:54

    以上一段是堺雅人对于佛教,禅宗的一些理解。素晴らしいだと思っています。

  • 岸本

    岸本 楼主 2013-09-17 22:47:36

    lane smith。roald dahl 电影 scream B&C Bonnie Clyde 田村隆一 归途 中上健次 get wild 行き当たりばったり I won't last a day without you 尾崎澧 关根勤 イデダイ フレディー・マーキュリー redemption song ボヘミアンサマー スターウォーズ Arrested development 远藤周作 海和海藻 深い河 ゲネプロ Bed of roses This ain't a love song Bridging the gap Kaleidoscope(djfood) can you keep a secret? Bjork 恍惚的人 Jeff Buckley モディリアーニ エドガーデガス 长谷川平蔵 アップルストア 豊饒の海 三岛由纪夫 詩人 中原中也 宫泽贤治 女であること 川端康成_______以上摘自宇多田光98年到08年写真集的一些推荐,比较杂,书籍,音乐,电影等等。

  • 岸本

    岸本 楼主 2013-09-17 22:48:47

    嗯嗯,我也喜欢她。她的纪录片就印度那个还没看。原来她喜欢画画啊~ 嗯嗯,我也喜欢她。她的纪录片就印度那个还没看。原来她喜欢画画啊~ 莱布尼糍

    好久没有更新了:)

  • 莱布尼糍

    莱布尼糍 (orange days) 2013-09-18 20:06:07

    好久没有更新了:) 好久没有更新了:) 岸本

    有些事情需要细水长流,阅读这种事就更要不得快,慢慢来就好~

  • 莱布尼糍

    莱布尼糍 (orange days) 2013-09-18 20:11:18

    有些事情需要细水长流,阅读这种事就更要不得快,慢慢来就好~ 有些事情需要细水长流,阅读这种事就更要不得快,慢慢来就好~ 莱布尼糍

    你是日语专业的?? 如果你也喜欢看纪录片的话,可以关注下道兰字幕组翻译的NHK纪录片。当然BBC制作的纪录片是我的大爱

  • 岸本

    岸本 楼主 2013-09-18 20:17:29

    你是日语专业的?? 如果你也喜欢看纪录片的话,可以关注下道兰字幕组翻译的NHK纪录片。当然BBC 你是日语专业的?? 如果你也喜欢看纪录片的话,可以关注下道兰字幕组翻译的NHK纪录片。当然BBC制作的纪录片是我的大爱 ... 莱布尼糍

    英语专业的。。爱纪录片,看得最多的就是BBC的了,因为确实涉猎了很多领域。。道兰译制的好像历史类的较多,很多中日关系方面的貌似。

  • 莱布尼糍

    莱布尼糍 (orange days) 2013-09-18 23:36:48

    英语专业的。。爱纪录片,看得最多的就是BBC的了,因为确实涉猎了很多领域。。道兰译制的好像历 英语专业的。。爱纪录片,看得最多的就是BBC的了,因为确实涉猎了很多领域。。道兰译制的好像历史类的较多,很多中日关系方面的貌似。 ... 岸本

    历史人文题材的确实比较多,因为蓝大(道兰字幕组的统括人)希望更多地传递我们不了解或忽略的而日本方面却比我们中国人更认真在做的一些事情,而且道兰字幕组非常不容易,译作的好多片子都因敏感而不能传播,只能在局部小范围传播

  • 岸本

    岸本 楼主 2013-09-21 15:32:04

    日本列島は、北はロシア本土の東隣に位置し、南はヤシ(椰子)が生い茂る熱帯の島々で、ハワイとほぼ緯度にあります。太平洋や日本海などの海に囲まれ、大陸とは浅い大陸棚で接しています。太平洋側には、非常に深い日本海溝や伊豆小笠原海溝(おがさわらかいこう)があります。

    日本国土面積の61%は急峻(きゅうしゅん)な山岳地帯で、森林に覆われています。(だから、台風災害多いと方言の原因の一つ)

    日本において最大の河川は信濃川(しなのがわ)の三百六十七kmにはじまり、第二位は利根川(とねがわ)二百五十六km、第三位は石狩川(いしかりがわ)二百六十八km、第四位は天塩川(てしおがわ)二百五十六km。

    梅雨:夏に向かって太平洋方面の気圧が高くなるが、一方シベリア方面の気圧がそれほど低くならないので、日本に沿って気圧の谷ができて、ここを低気圧がよく通り、梅雨前線がよくできて、雲雨天の日が多くなります。

    暦の入梅(にゅうばい)は六月十一日ですが、実際の気象の入梅は年によって ちがい、早い年は五月下旬、遅い年は6月半ばです。また梅雨の明けるのは、大体七月十日ごろですが、これも年によって十五日ぐらい早くなったりおそくなったりします。 

    大名:もともと地方で勢力振るう者のことを言いました。平安末、鎌倉時代(かまくら)に多くの名田を所有していた者です。江戸時代には、一万石以上の所領を幕府(ばくふ)から与えられた武家(ぶけ)を指す言葉と成りました。将軍との親疎関係から親藩、譜代(ふだい:世袭)外様(とざま)に、所有の規模から国主(国持)、準国主、城主、城主格、無城などに区別されました。 国持:拥有一处以上采地(的诸侯);诸侯的品位 外様(とざま):鎌仓幕府以降、将军の一门または谱代の家臣でないこと

    征夷大将軍(せいいたいしょうぐん)は、将軍職の一つで、略称として将軍、公方(くぼう)、大樹(たいじゅ)があります。「征夷」とは、蝦夷(えみし)を征するの意で、今までの将軍とは異なり、軍事的な権限だけだはなく、蝦夷征討(せいとう)の後の統治をも兼ね備えた(かねそなえた)、政治的な権限が天皇から預けられました。

    江戸幕府:1603年(慶長8年けいちょう)徳川家康によって創設され、1867(慶應けいおう3)徳川慶喜(とくがわよしのぶ)の大政奉還によって消滅するまで265年間続いた武家政権です。

    大政奉還(たいせいほうかん)とは、江戸時代末期の慶応3年10月14日(1867年11月9日)に江戸幕府第15代将軍徳川慶喜が政権返上を明治天皇に上奏し、翌15日に天皇がこれを勅許した政治的事件である。

    班田収受法(はんでんしゅうじゅほう):大化の改新の後実行され以来、平安初期(九世紀半は)まで実施された土地割替え制度。土地公有制の原理に基づき、六歳以上の良民男女、奴婢(ぬひ)に田地を班給し、死亡すれば国家に収公する。六年に一度班田収受が行われ、普通戸籍の作成される年の二年後に実施された。

    大化の改新(たいかのかいしん)は、飛鳥時代の孝徳天皇2年(大化2年)春正月甲子朔(西暦646年)に発布された改新の詔に基づく政治的改革。中大兄皇子(後の天智天皇)らが蘇我入鹿を暗殺し蘇我氏本宗家を滅ぼした乙巳の変の後に行われたとされる(この暗殺事件もまとめて大化の改新と呼ぶこともある)。天皇の宮(首都)を飛鳥から難波宮(現在の大阪市中央区)に移し、蘇我氏など飛鳥の豪族を中心とした政治から天皇中心の政治へと移り変わったとされる。 また大化は日本最初の元号である。

    唐招提寺(とうしょうだいじ)は、奈良市五条町にある鑑真が建立した寺院。南都六宗の1つである律宗の総本山である。本尊は廬舎那仏、開基(創立者)は鑑真である。井上靖の小説『天平の甍』で広く知られるようになった中国・唐出身の僧鑑真が晩年を過ごした寺であり、奈良時代建立の金堂、講堂を初め、多くの文化財を有する。

    卢舍那 :(佛有三身,分别是:毗卢遮那佛、卢舍那佛和释迦牟尼佛。法身佛:毗卢遮那佛(即大日如来),为即是中道之理体也,佛以法为身,故称法身,法身处于常寂光净土。报身佛:卢舍那佛,义曰:光明遍照,又作“净满”。报身佛是表示证得了绝对真理获得佛果而显示了佛的智慧的佛身。是行六度万行功德而显佛之实智也。对于初地以上菩萨应现之报身,报身处于实报庄严土。应身佛:释迦牟尼佛,是表示随缘教化,度脱世间众生而现的佛身,特指释迦牟尼的生身。)

    室町文化(むろまちぶんか):特に東山文化の禅の精神にもとづく簡素さ、枯淡の味わいと伝統文化における風雅、幽玄、侘(わび)を精神的基調とする足利義政の時期の文化である。

    寺院(じいん)や住宅には、自然の景観を生かした庭園が設えられ、石組みと白砂(しらす)を用いて深山幽谷(しんざんゆうこく)を含む大自然を表現した枯山水(かれさんすい)が作られた。絵画では、宋、元伝来の水墨画(すいぼくが)が盛んだったが、やがて雪舟(せっしゅう)が水墨画の宗教(しゅうきょう)を脱した日本的山水画を完成し、一方水墨画の力強い線描(せんびょう)に、大和絵の鮮やかな色彩を取り入れた新しい画風もおこっている。工芸では、金属工芸、漆工(しっこう)の分野に多くの名品が生まれた。仏前(ぶつぜん)の供花(くうげ)から発達して室内を花で飾るようになった立花が華道としてまろめられ、また、香寄合も香道(こうどう)に発達しました。茶も、闘茶(とうちゃ)の遊びにかわって寂びちゃが始められ、茶道のもとが開かれた。

    枯山水(かれさんすい、かれせんずい)とは日本庭園や日本画の様式・風のひとつである。仮山水(かさんすい)、故山水(ふるさんすい)、乾泉水(あらせんすい)、涸山水(かれさんすい)ともいう。

    枯山水は水のない庭のことで、池や遣水などの水を用いずに石や砂などにより山水の風景を表現する庭園様式。例えば白砂や小石を敷いて水面に見立てることが多く、橋が架かっていればその下は水である。石の表面の紋様で水の流れを表現することもある。

    雪舟(せっしゅう、応永27年(1420年) - 永正3年8月8日(諸説あり)(1506年))は、室町時代に活動した水墨画家・禅僧。「雪舟」は号で、諱は「等楊(とうよう)」と称した。

    漆工(しっこう)は、ウルシの樹液から精製される漆(うるし)を器物の表面に塗り重ね、様々な加飾を施す、東洋独特の工芸技法。漆工芸(うるしこうげい)ともいう。日本、中国、朝鮮半島で盛行し、東南アジアなどでも制作された。

    素地による分類:

    木胎(もくたい) - 木材。 乾漆(かんしつ)-粘土などで原型を作り、麻布などで固め、後で粘土を取り去ったもの。(脱乾漆) 籃胎(らんたい) - 竹を編んだもの。 漆皮(しっぴ) - 動物(牛や鹿等)の皮を叩き締めて整形したもの。 紙胎(したい) - 和紙、近代では新聞紙も使われた。 金胎(きんたい) - 鉄の鋳物等。 陶胎(とうたい)-素焼きした陶器 巻胎(けんたい)-細く薄い木を巻いて使う。

    加飾による分類:

    蒔絵 - 漆で文様を描き、金粉などを降り掛け、文様部分に固着させる技法。 彫漆(ちょうしつ) - 厚く塗り重ねた漆に文様を彫る技法。 蒟醤(きんま) - 塗り重ねた漆に文様を彫り、色漆を塗り込んでから研ぎ、平面的な文様を描き出す技法。 沈金 - 漆を塗った器物の表面に文様を彫り、金箔や金粉を塗りこむ技法。 螺鈿 - 文様の形に切った夜光貝等の貝殻を貼り付けて文様を表す技法。 平文(ひょうもん)- 金属(金、銀、錫等)の薄い板を文様の形に切って貼り付ける技法。平脱(へいだつ)とも言う。

    香道(こうどう): 香りを楽しみ、日常を離れた集中と静寂の世界に遊ぶことを目的とした[要出典]芸道で、一定の作法のもとに香木を焚き、立ち上る香りを鑑賞するものである。香あそびということもある。

    香木の香りを聞き、鑑賞する聞香(もんこう)と、香りを聞き分ける遊びである組香(くみこう)の二つが主な要素である。 香席に飾られたり、手前に使用する道具は美術的要素が高く、組香の記録紙には書道の要素が加わることなど、総合芸術と言える。元来は公家の素養とされ特に三条西家が代々伝えた。

    香道においては香を「聞く」と表現するのが正式であり、「嗅ぐ」という表現は不粋とされる。本項においても「聞く」と表現する。

    闘茶(とうちゃ): 中世に流行した茶の味を飲み分けて勝敗を競う遊び。日本では回茶・飲茶勝負・茶寄合・茶湯勝負・貢茶、中国では茗茶・銘闘などの異名がある。 中国の唐代に始まって宋代に発展したと考えられているが、日本に伝来後は中国・日本ともにそれぞれ独自の形式を確立させた。

  • 岸本

    岸本 楼主 2013-09-21 15:33:29

    历史人文题材的确实比较多,因为蓝大(道兰字幕组的统括人)希望更多地传递我们不了解或忽略的而 历史人文题材的确实比较多,因为蓝大(道兰字幕组的统括人)希望更多地传递我们不了解或忽略的而日本方面却比我们中国人更认真在做的一些事情,而且道兰字幕组非常不容易,译作的好多片子都因敏感而不能传播,只能在局部小范围传播 ... 莱布尼糍

    这样的字幕组需要更多的人支持,了解事实才有资格说话。

  • 岸本

    岸本 楼主 2013-09-28 19:49:48

    女子高校生の遅刻について   关于女高中生迟到 村上春樹

    僕はどちらかというと時間には几帳面な方で、余程のことがない限り待ち合わせの時刻に遅れた訳でわなく、学生時代は常習的に遅刻していたし、それで人を待たせるのも全然平気だった。学校を出て自分で商売を始め、他人に向かって「絶対に遅刻はしないように」などという立場になってから、自分自身の遅刻癖もすっかり治ってしまったのである。だって遅刻するなと注意してる本人が遅刻してれば誰もこちらの言うことなんて聞いてくれない。 关于开始对时间方面注重起来我怎么说呢,这个绝不是用来作为约会时迟到的借口。学生时代养就成了迟到的恶习,而且对于让别人等这事儿觉得挺无所谓的。离开学校以后开始自己做生意,就此转变了立场:告诉自己见人的时候绝对不能迟到。自己曾经爱迟到的毛病也就完全改过来了。 但是提醒自己不要迟到,结果还是迟到了的话,也没有人来质问我迟到的原因。

    だからというわけではないのだけれど、僕は個人的には学生のうちはいくら遅刻したって別に構わないんじゃないかと考えている。学校に行く時間が少々遅れたって、そんなの損失というほどのことでもない。必要に応じて様々な性癖・習慣を矯正されいくのは、社会に出てからで十分である。

    但其实也并非如此,作为个体而言,学生时代的我觉得迟到也不是什么大不了的事。到学校的时间迟那么一点,也不会有什么损失。很多必要的改正过来的怪癖和坏习惯,进入社会以后真是改了不少。

    僕が時々泊まる都内のホテルの窓からは女子高校の正門がすぐ下に見下ろせる。朝目覚めてシャワーを浴び、朝食を済ませて一服すると、だいたいこの高校の登校時間になる。

    偶尔在京都下榻的旅馆里从窗子边俯瞰高中学校的正门。早晨起来冲个澡,随便吃点早餐,那会儿差不多也是高中学生上学的时间。

    揃いの黒い鞄を下げてセーラー服を着た女の子たち次々に歩いて道をやって来て、門の中に吸いこまれていくのが見える。ずっと眺めていると、やがて女の子たちが小走りに道を駈けてくるようになる。それから運命のベルが鳴り、正門がギイっと閉まる。トレーニング・ウエアを着た意地悪そうな先生が門の脇に立って、遅刻した女の子たち一人一人に注意を与えながら、名前をひかえていく。

    一群背着黑色书包穿着校服的女高中生们不断地赶过来,能看得见她们涌入校门内,一直看的话,不一会就一群女学生一路小跑地迎过来。然后命运的上课铃响起,大门砰地关闭。穿着制服的看起来不仁慈的老师矗在门的一侧,挨个训斥迟到了的同学,并且记下了名字。

    しかしな中には必ず「ムザムザと遅刻の印を付けられて溜まるものか」という発想をする根性のある女の子がいて、そういう子は正門の近くの電柱のかげに潜んで様子を窺い、トレーニング・ウエア教師の注意が他の何かにふとそれた一瞬を捉えて脱兎のごとく道を横ぎって隣家の屏に飛び付き、するするとそれをつたって、そのまま学校の屏の中に飛び降りてしまうのである。そしてスカートの裾をぽっぽっと払って、何くわぬ顔教室に入っていく。勇気・判断力・体力が揃わないことにはとても出来ない放られ業である。こういうのを見ていると、僕はホテルの四階の窓思わずぱちぱちと拍手したりして、一日楽しい気分で過ごせてしまう。

    但是这些人中肯定有那些看到被轻易记了迟到罪名的同学们渐渐累积,然后下决心溜进去的女同学,抱着这种想法的女生躲在离校门较近的电线杆后面偷偷窥探,趁老师不注意的瞬间,横穿马路猛跳进临院的围墙上,轻松地借助它跳进学校的院墙里。然后整整裙摆,若无其事地走进教室。这样的举动,要是没有勇气,判断力和体力可是做不来的技术活儿。看到了这一幕,在四楼窗户边拍了拍手,感觉过了开心的一天的心情。

    そんなこんなで、僕はその女子校が見よろせるホテルが割に気に入っている。
    此后,对于能看到女子学校的旅馆我格外的中意。

  • 雀金的傻比鸭忧

    雀金的傻比鸭忧 2013-09-28 20:10:16

    谢谢LZ的帮助,你提供的文章以后还会用,希望以后多发一些,有更多村上的也是很好的,上野树里和堺雅人我都喜欢。LZ,谢谢!

  • 岸本

    岸本 楼主 2013-09-28 21:15:10

    はしがき  (太宰治(だざいおさむ)「人間失格」) 私は、その男の写真を三葉、見たことがある。

    一葉は、その男の、幼年時代、とでも言うべきであろうか、十歳前後かと推定される頃の写真であって、その子供が大勢の女の人に取り囲まれ、(それは、その子供の姉たち、妹たち、それから、従姉妹たちかと想像される)庭園の池のほとりに、荒い縞の袴(はかま)を入て立ち、首を三十度ほど左に傾け、醜く笑っている写真である。醜く?けれども、鈍い人たち(つまり、美醜など関心を持たぬ人たち)は、面白くも何とも無いような顔をして、「可愛い坊ちゃんですね」といい加減なお世辞を言っても、まんざら空お世辞に聞こえないくらいの、謂わば通俗の「可愛らしさ」みたいな影もその子供の笑顔に無いわけではないのだが、しかし、いささかでも、美醜に就いての訓練を経てきた来たひとなら、ひとめ見てすぐ、「なんて、嫌な子供だ」と頗る(すこぶる)不快そうに呟き、毛虫(けむし)でも払いのける時のような手つきで、その写真を放り投げるかもしれない。

    まったく、その子供の笑顔は、よく見ればみるほど、何とも知れず、イヤな薄気味悪いものが感ぜられて来る。どだい、それは、笑顔でない。この子は、少しも笑ってはいないのだ。その証拠は、この子は、両方の拳(こぶし)を固く握って立っている。人間は拳を固く握りながら笑えるものではないのである。猿だ。猿の笑顔ダ。ただ、顔に醜い皺を寄せているだけなのである。「皺くちゃ坊ちゃん」とでも言いたくなるくらいの、誠に奇妙な、そうして、どこかけがらわしく、変に人をムカムカさせる表情の写真であった。私はこれまで、こんな不思議な表情の子供を見た事が、一度もなかった。

    第二葉の写真の顔は、これはまた、びっくりするくらいひどく変貌していた。学生の姿である。高等学校時代の写真か、大学時代の写真か、はっきりしないけれども、とにかく、恐ろしく学生服を着て、胸のポケットから白いハンケチを覗かせ、籐椅子に腰掛けて足を組み、そうして、やはり、笑っている。今度の笑顔は、皺くちゃの笑いではなく、かなり巧みな微笑になってはいるが、しかし、人間の笑いと、どこやら違う。血の重さ、とえも言おうか、命の渋さ、とでも言おうか、そのような充実感は少しも無く、それこそ、鳥のようではなく、羽毛(うもう)のように軽く、ただ白紙(はくし)一枚、そうして、笑っている。つまり、一から十まで作り物の感じなのである。キザと言っても足りない。軽薄と言っても足りない。ニヤケと言っても足りない。おしゃれと言っても、もちろん足りない。しかも、よく見ていると、やはりこの美貌の学生にも、どこか怪談じみに気味悪いものが感ぜられて来るのである。私はこれまで、こんな不思議な美貌の青年を見た事が、一度もなかった。

    もう一葉の写真は、最も奇怪なものである。まるでもう、年の頃がわからない。頭は幾分白髪のようである。それが、ひどく汚い部屋(部屋の壁が三箇所は崩れ落ちているのが、その写真にはっきり写っている)の片隅で、小さい火鉢(ひばち)に両手をかざし、今度は笑っていない。どんな表情も無い。謂わば、座って火鉢に両手をかざしながら、自然に死んでいるような、誠に忌まわしい、不吉な匂いのする写真であった。奇怪なのは、それだけでない。その写真は、わりに顔が大きく写っていたので、私は、つくづくその顔の構造を調べる事が出来たのであるが、額(ひたい)の皺も平凡、眉も平凡、眼も平凡、鼻も口も顎も、ああ、この顔には表情が無いばかりか、印象さえ無い。特徴が無いのだ。例えば、私がこの写真を見て、眼をつぶる。屋の主人公の顔の印象は、すっと霧消して、どうしても、何としても思い出せない。画にならない顔である。漫画にも何もならない顔である。眼を開く。あ、こんな顔だったのか、思い出した、というような喜びさえ無い。極端な言い方をすれば、眼を開いてその写真を再び見ても、思い出せない。そうして、ただもう不愉快、イライラして、つい眼を背けたくなる。

    所謂「死相」というものにだって、もっと何か表情なり印象なりがあるものだろうに、人間のからだに駄馬(だば)の首でもくっつけたなら、こんな感じのものになるであろうか、とにかく、どこという事なく、見る者をして、ぞっとさせ、いやな気持ちにさせるのだ。私はこれまで、こんな不思議な男の顔を見た事が、やはり、いちどもなかった。

  • 岸本

    岸本 楼主 2013-10-08 15:23:59

    容疑者xの献身(最終章)

    目の前の壁には無数の染みがついていた。中から適当な何点かを選び、頭の中でそれらの点をすべて直線で結んだ。出来上がった図形は、三角形と四角形と六角形を組み合わせたものになった。次にそれを四つの色で塗り分けていく。隣同士が同じ色になってはいけない。もちろんすべて頭の中での作業だ。

    その課題を石神は一分以内でこなした。一旦頭の中の図形をクリアし、別の点を選んで同様のことを行う。単純なことだが、いくら繰り返しても飽きることはかった。この四色問題に疲れたら、次は壁の点を使って、解析の問題を作ればいい。壁にある染みのすべての座標を計算するだけでも、かなりの時間を使いそうだった。   身体を拘束されることはなんでもない、と彼は思った。紙とペンがあれば、数学の問題に取り組める。もし手足を縛られても、頭の中で同じことをすればいい。何もみえなくても、何も聞こえなくても、だれも彼の頭脳(ずのう)にまでは手を出せない。そこは彼にとって、無限の楽園だ。数学という鉱脈がねむっており、それをすべて掘り起こすには、一生 という時間はあまりに短い。

    誰かに認められる必要はないのだ、と彼は改めて思った。論文を発表し、評価されたいという欲望はある。だがそれは数学の本質ではない。誰が最初にそもじkなの山に登ったかは重要だが、それは本人だけがわかっていればいいことだ。

    もっとも、現在の境地に達するには、石神にしても時間がかかった。ほんの少し前までは、生きている意味を見失いかけていた。数学しか取り柄のない自分が、その道を進まないのであれば、もはや自分に存在価値はないとさえ思った。死ぬことばかりを考えていた。自分が死んでも誰も悲しまず、困らず、それどころか、死んだことにさえ誰も気づかないのではないかと思われた。

    一年前のことだ。石神は部屋で一本のロープを手にしていた。それをかける場所を探していた。アパートの部屋というのは、案外そういう場所がない。結局柱(はしら)に太い釘を打った。そこへ輪にしたロープをかけ、体重をかけても平気かどうかを確認した。柱はみしりと音を立てたが、釘が曲がることも、ロープが切れることもなかった。

    思い残すことなど何ひとつなかった。死ぬことに理由などない。ただ生きていく理由もないだけのことだ。

    台に上がり、首をロープに通そうとしたその時、ドアのチャイムが鳴った。運命のチャイムだった。

    それを無視しなかったのは、誰にも迷惑をかけたくなかったからだ。ドアの外にいる誰かは、何か急用があって訪ねてきたのかもしれない。

    ドアを開けると二人の女性がたっていた。親子のようだった。

    隣に越してきた者だと母親からき女性が挨拶した。娘も横で頭を下げてきた。二人を見た時、石神の身体を何かが貫いた。

    なんという奇麗な目をした母娘だろうと思った。それまで彼は、何かの美しさに見とれたり、感動したことがなかった。芸術の意味もわからなかった。だがこの瞬間、すべてを理解した。数学の問題が解かれる美しさと本質的には同じだと気づいた。

    彼女たちがどんな挨拶を述べたのか、石神はろくに覚えていない。だが二人が彼を見つめる目の動き、瞬きする様子などは、今もくっきりと記憶に焼きついている。

    花岡母娘と出会ってから、石神の生活は一変した。自殺願望は消え去り、生きる喜びを得た。二人がどこで何をしているのかを想像するだけで楽しかった。世界という座標に、靖子と美里という二つの点が存在する。彼にはそれが奇跡のように思えた。

    日曜日は至福の時だった。窓を開けていれば、二人の話し声が聞こえてくるのだ。内容まで聞き取れない。しかし風に乗って入ってくるかすかな声は、石神にとって最高の音楽だった。

    彼女たちとどうにかなろうという欲望は全くなかった。自分が手を出してはいけないものだと思ってきた。それと同時に彼は気づいた。数学も同じなのだ。崇高(すうこう)なるものには、関われるだけでも幸せなのだ。名声を得ようとすることは、尊厳を傷つけることになる。

    あの母娘を助けるのは、石神としては当然のことだった。彼女たちがいなければ、今の自分もないのだ。身代わりになるわけではない。これは恩返しだと考えていた。彼女たちは身に何の覚えもないだろう。それでいい。人は時に、健気(けなげ)に生きているだけで、誰かを救っていることがある。

    。。。。。。

    湯川を残し、石神だけを留置場に連れて行こうとした時だった。通路の角から岸谷が現れた。さらに彼の後からひとりの女がついてきた。

    花岡靖子だった。

    「どうしたんだ」草薙は岸谷に訊いた。 「それが……この人から絡があって、話したいことがあるということなので、それで、たった今、あの、すごい話を……」 「一人で聞いたのか」 「いえ、班長も一緒でした」 草薙は石神を見た。彼の顔は灰色になっていた。その目は靖子を見つめ、血走っていた。 「どうして、こんなところに……」 凍りついたように動かなかった靖子の顔が、みるみる崩れていった。その両目から涙が溢れたいた。彼女は石神の前に歩み出ると、突然ひれ伏した。 「ごめんなさい。申し訳ございませんでした。あたしたちのために……あたしなんかのために……」背中が激しく揺れていた。 「何言ってるんだ。あんた、何を……おかしなことを」石神の口から呪文(じゅもん)のように声が漏れた。 「あたしたちだけが幸せになるなんて……そんなの無理です。あたしも償います。罰を受けます。石神さんと一緒に罰を受けます。あたしに出来ることはそれだけです。あなたのために出来ることはそれだけです。ごめんなさい。ごめんなさい」靖子は両手をつき、頭を床にこすりつけた。 

    石神は首を振りながら後ろに下がった。その顔は苦痛に歪んでいた。

    くるりと身体の向きを変えると、彼は両手で頭を抱えた。

    うおうおううおう___獣の咆哮(ほうこう)のような叫び声を彼はあげた。絶望と混乱の入り交じった悲鳴でもあった。聞く者すべての心を揺さぶる響きがあった。

    警官が駆けつけてきて、彼を取り押さえようとした。

    「彼に触るなっ」湯川が彼等の前に立ちはだかった。「せめて、泣かせてやれ……」湯川は石神の後ろから、彼の両肩に手を載せた。

    石神の叫びは続いた。魂を吐き出しているように草薙には見えた。

  • 乱步bun酱

    乱步bun酱 (爱笑爱黑色幽默) 2014-10-02 12:48:59

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