翻译 脑神经外科医生对“智能手机认知症”表示担忧
原文链接:https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20170809-00010003-jisin-soci 脳神経外科医が「スマホ認知症」のおそれ指摘、うつ病にも 脑神经外科医生对“智能手机认知症”表示担忧 岐阜県の「おくむらメモリークリニック」には「もの忘れ外来」もあり、毎日100人以上が来院する。これまでに10万人以上の脳を検診してきた院長の奥村歩先生が、“異変”に気付いたのは5年ほど前のことだった。 「『もの忘れ外来』は、認知症が不安になってきた方や、もの忘れの多さが心配になってきた方が来るところですから、ほとんどはお年寄りでした。それが最近、30~50代の働き盛りの若い世代の来院者が目立って増えてきているのです」(奥村先生・以下同) もの忘れがひどくなったり、判断能力が落ちたりして、家事や仕事に支障をきたすほどに……。口々に症状を訴え、自分は若年性認知症ではないかと心配する患者たち。 「しかし私が診断した結果、それらはアルツハイマー病などの認知症の症状ではありませんでした。30~50代での認知症の発症は、そんなに頻発するものではありません」 岐阜县的“奥村记忆力诊所”里有一个“健忘门诊”,每天有100多人到此就诊。院长奥村步医生至今已检查过10万多人的大脑,注意到“异常”是在大约5年前。 “‘健忘门诊’过去接待的要么是对认知症抱有不安的人,要么是担心自己健忘得太厉害的人,所以大多数都是老年人。但是近来,30多岁到50多岁的青壮年就诊者显著增加了。”(奥村医生,以下同) 健忘越来越严重,判断力越来越差,甚至影响到了生活和工作……患者们各自描述着自己的症状,担心自己是不是患上了青年认知症。 “但是我诊断结果却是,他们的症状并非是阿尔茨海默病之类的认知症。认知症在30多岁到50多岁人群中的发病率也没有那么高。” だが、診療を続けていくと、彼らにはある共通点があったのだ。 「患者さんたちの多くが、スマートフォン、パソコン、タブレットなどのIT機器を絶えず使用しているような生活を送っていました。またMRIなどで調べたところ、前頭前野がフリーズした状態になっている患者さんも多かったのです」 前頭前野は、思考・運動・創造などをつかさどる、いわば脳全体の司令塔だ。 「脳に入ってくるさまざまな情報は、前頭前野で処理されます。この部分がフリーズしてしまったのは、過剰な情報のため脳がオーバーワークで疲弊した状態“脳過労”になったからなのです」 体が疲れすぎたら過労になるのと同じで、脳も限度を超えて酷使すると過労となる。すると思考力や判断力が低下したり、集中しにくくなったり、もの忘れが増えたりするというのだ。 「前頭前野内で情報処理をする際には、大きく分けて次の3つの機能があります。1.浅く考える機能(ワーキングメモリー)、2.深く考える機能(前頭前野の熟考機能)、3.ぼんやりと考える機能(デフォルトモード・ネットワーク)です。私たちが考えたり判断したりする際には、1の浅く考える機能と、2の深く考える機能をバランスよく使わなければいけません。しかし先ほど述べたスマホなどのIT機器のヘビーユーザーたちは、それが非常にバランスが悪い状態にある人が多いのです」 然而,继续诊察治疗后发现,他们都有着某个共通点。 “患者中的许数在日常生活中都不停歇地使用智能手机、电脑、平板电脑等IT设备。又通过MRI检查发现,有许多患者的脑前额叶都处于冻结状态。” 脑前额叶控制着人的思考、运动、创造等功能,可以说是整个大脑的司令塔。 “进入大脑的各种信息在脑前额叶被进行处理。这部分出现冻结是因为过剩的信息造成大脑超负荷工作,最终使大脑进入了‘脑过劳’的疲惫状态。” 同身体过度疲惫的话会过劳一样,用脑过度的话,大脑也会过劳。大脑过劳会导致思考力和判断力下降,精神难以集中,健忘程度加重。 “脑前额叶处理信息时大致可分为3种功能。1.浅显思考功能(工作记忆),2.深入思考功能(脑前额叶的熟虑功能),3.模糊思考功能(默认模式网络)。我们在思考问题、做出判断时,必须平衡地使用1的浅显思考功能和2的深入思考功能。但是前面讲到的那些智能手机等IT设备的频繁使用者们,很多都处于非常不平衡的状态。” なぜスマホを過度に使用すると、脳過労になったり、思考のバランスが悪い状態に陥ったりするのか? 「毎日何時間もネットサーフィンをしていたり、YouTubeを見続けたり、ネットゲームやネットショッピングにハマっていたりすると、たくさんの情報が脳に流れ込みます。しかしこうした生活をしている人は残念ながら、脳に流れ込んできた情報をため込むだけため込んで、役立てていない傾向も目立ちます。要するにインプットばかり多くて、ろくにアウトプットしていない状態なので、これでは脳にゴミをため込んでいるようなものです。いざ必要な情報があっても、雑然としすぎているために、見つけることができず、『思い出せない』ということになります。これは脳のコンディションとしては、とても不健康な状態です」 那么为什么过度使用智能手机的话,会出现脑过劳和陷入思考倾斜状态呢? “每天用数个小时浏览网页、持续看YouTube、沉迷于网游或网购的话,会有大量的信息流入大脑。但遗憾的是,过着这种生活的人显然倾向于只是将流入大脑的信息积攒起来,而没有利用它们。如此一来就如同往大脑里堆积垃圾。一旦有需要用到的信息,也会因为太过杂乱而找不到,出现了‘想不起来’的状态。大脑的这种状态是非常不健康的。” 近年では、スマホ依存度が高い人が急激に増えており、それに比例するように、30~50代で、もの忘れ症状を訴える人も増えているのだ。奥村先生はこの状況を非常に憂慮しており、「スマホ認知症」という言葉を提唱するようになった。 「私は、スマホなどのIT機器に依存しているために、脳の機能が低下してしまっている病態を『スマホ認知症』と、呼んでいます。もちろんこれは正式な病名ではありません。本来、認知症とは不可逆的状態になることをいうのですが、スマホ認知症はそうではないからです。しかし、あえてこの言葉を使うことによって、人々の脳の機能の低下に警鐘を鳴らしたいと考えています」 スマホ認知症を放っておくと、もの忘れ以外にも、多くの体調不良を訴えるようになるという。 「患者さんを診てきてわかったことなのですが、具体的な症状としては、だるさ、疲労感、頭痛、めまい、不眠、肩こり、食欲不振などです。これらの不調症状は、いくつも重なって起こるケースが多いですね。さらに、こうした不調状態を放置しておくと、うつ病に移行していくことも多いのです」 近年来,高度依赖智能手机的人急剧增加,30多岁到50多岁的人群中声称自己有健忘症的人也同其成正比增长。奥村医生对这种状况非常担忧,并提议使用“智能手机认知症”这个说法。 “一直依赖智能手机等IT设备而导致的大脑功能下降,我将这种病状称作‘智能手机认知症’。这当然不是正式名称。因为所谓认知症原本是说进入了不可逆的状态,但是智能手机认知症并非如此。不过,我还是刻意想用这个叫法来给人们的大脑功能下降敲响警钟。” 据奥村医生讲,对智能手机认知症置之不理的患者,除了健忘外,还声称自己有许多其他的身体不良状况。 “就我的就诊经验来说,具体症状有倦怠感、疲劳感、头痛、头晕、失眠、肩酸、食欲不振等。这些不良症状在许多时候都是几种一起出现。还有就是,如果对这些不良症状置之不理的话,很可能会发展为抑郁症。”